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不動産売却における割賦販売とは?メリットとデメリットも解説

住まいに関するお話し

石田 繁寛

筆者 石田 繁寛

不動産キャリア30年

社内一の不動産キャリア、特に土地から建物の提案には自信がございます。

自社物件仕入れ・販売とPC物件入力を担当しているので
物件相場・未公開物件情報にも明るいです。

不動産売却における割賦販売とは?メリットとデメリットも解説

所有する物件を売却したいと思っていても、なかなか買い手が見つからずに悩んでいる方はいませんか?
販売方法にはさまざまな種類があり、なかにはすぐに資金が用意できない方にも購入しやすく、結果として買い手がつきやすい方法もあります。
この記事では不動産売却の割賦販売とはなにか、概要とあわせてメリット・デメリットについても解説しましょう。

不動産売却のひとつである割賦販売とは?

割賦販売とは不動産売却の方法のひとつで、土地や建物を分割で売る仕組みです。
具体的には、所有する物件の代金を分割払いで買主から回収する方法で、最初に代金のすべてを受け取る一般的な支払方法と異なります。
この方法は再構築不可物件を扱うケースや、物件が古すぎて資産価値が低く住宅ローン審査に通らないケースでも有効です。
販売活動を続けていてもなかなか買い手が付かない物件も、この方法を利用すれば買主が決まる可能性が高くなります。

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不動産売却時に割賦販売を利用するメリット

割賦販売で不動産を売却するメリットの1つ目は、買主が物件の代金を全額用意できなくても購入できるため、費用負担を減らせる点です。
少しずつ支払っていけるので、購入をためらっていた方にも物件を買ってもらえるチャンスができます。
2つ目のメリットとして挙げられるのがリフォームなどに資金をあてられるため、再構築不可物件や古すぎて資産価値が低い物件を購入して活用しやすい点です。
また、住宅ローンを組むのが難しい親族間の売買時にも、分割支払いなら費用の負担が小さくなるため、メリットの3つ目と言えます。

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不動産売却時に割賦販売を利用するデメリットと対策

一方、割賦販売で不動産を売却する場合デメリットもあり、その1つ目が所有権移転登記をおこなうタイミングが難しい点です。
売主にとっては全額回収してから手続きをしたほうが安心ですが、買い手にとっては支払い完了まで所有権移転登記できないのは不安でしょう。
この場合、契約締結時に所有権移転登記をすると同時に、強制執行認諾文言付公正証書を作成する、買主所有の不動産に抵当権の設定をする2つの対策があります。
また、親族間の売買にこの契約を用いた場合、利息をなしにする方が多いものですが、その結果贈与と見られてしまう可能性があるのが2つ目のデメリットです。
このリスクを防ぐためには、一般的な住宅ローンの利息を参照して相場に近い額の利息をつける対策があります。

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まとめ

割賦販売とは不動産代金を分割で回収する方法です。
買主の費用負担を小さくでき買い手がつきやすくなる、資産価値が低い物件でも売れやすくなるなどメリットがあります。
一方、所有権移転登記のタイミングが難しい、親族間の場合贈与とみなされる可能性があるなどデメリットもあるため、対策とともに把握しておきましょう。
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