家やマンションなどの不動産を売却する際は、早期売却を願うものです。
家を早期売却するための方法として、近年ホームステージングと呼ばれる手法が注目されています。
この記事では、家を売却する際のホームステージングとは何か、そのメリットや費用の相場について解説します。
家の売却時におこなうホームステージングとは
ホームステージングとは、売却を検討している家やマンションの内装を家具や照明などで装飾して、部屋をモデルルームのように演出することです。
室内の見栄えを良くすることで、内覧での第一印象を良くする効果があります。
また、モデルルームのように演出することにより、何もない部屋と比較して実際に生活した場合の姿を想像しやすくなります。
もともとは中古物件の流通が多いアメリカで、不動産を早期売却するために1970年代に始まりました。
2010年代以降日本でも広がりを見せており、中古物件市場の拡大も相まって、注目を集めています。
家の売却においてホームステージングをおこなうメリット
ホームステージングをおこなうことで、魅力的な室内写真をインターネットなどに掲載することができます。
似たような条件の物件が多い場合、なかなか内覧まで至らないものです。
魅力的な写真でほかの物件との差別化を図り、内覧に来てもらいやすくできます。
買い手にとっては実際の生活をイメージしやすく好印象が残りやすいとともに、販売期間を短縮できるのは大きなメリットでしょう。
ホームステージングをおこなうことで、売却期間が平均120日から平均40日に短縮されたデータもあります。
また、物件の価値を高めることにつながり、当初の売却価格より高く売れる場合もあります。
家の売却でホームステージングをおこなう際の費用相場とは
ホームステージングにかかる費用は、その内容によって異なります。
居住しながらおこなう場合、ホームステージジャーのアドバイスを受け、自身でコーディネートをおこなうと5万円程度かかります。
専門業者にコーディネートまで依頼する場合は10万円～15万円程度です。
空き家の場合は、家具などレンタルする必用があるため費用がかかり、3か月レンタルするもので15万円～30万円程度が相場です。
レンタルが多くなると費用が多くかかるため、自分で用意できない家具だけレンタルすることで、費用を抑えることができます。
まとめ
ホームステージングとは、室内をモデルルームのように家具や照明を用いて演出し、売却につなげる方法です。
ホームステージングで部屋の魅力を高めることにより、集客力を高め、販売期間の短縮が期待できます。
早期に家を売却したい場合は、ぜひ検討されてみてはいかがでしょう。
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