新築一戸建てに取り入れたい破風とはどんなもの?破風の種類や選び方
新築一戸建てを購入する際、「破風」や「破風板」という言葉を聞くかもしれません。
破る風と書く破風とは具体的にどういった役割をもっているのでしょうか?
ここでは新築一戸建て購入を検討されている方に向けて、破風とはどのようなものなのか、種類や色などの選び方を含めご紹介いたします。
新築一戸建て購入時にチェックしたい破風とは
破風とは屋根の内側についている山の形をした部材で、屋根のなかに水や風が吹き込むのを防ぐ役割をもっています。
「屋根があれば大丈夫では?」と思うかもしれませんが、屋根は上部から吹く風には強いものの、下から吹く風には弱く、風の吹きこみと同時に雨水が浸入する恐れがあります。
破風があれば雨水による外壁の傷みも抑えられ、かつ耐風性も期待できるのがメリットです。
また火災のときにも破風が役に立ちます。
もし窓やドアから火が上がったとき、火は当然屋根の近くまで到達することでしょう。
破風がないと屋根裏(一般的に屋根裏には防火材が使用されない)まで火がまわり、大火事を招くおそれがあります。
最近の新築一戸建ては外観の見た目をよくするため、破風を取り入れない物件が増えていますが、耐風性や耐火性に優れた構造材なので導入をぜひ検討してみてください。
新築一戸建てに導入したい破風の種類や選び方
新築一戸建てに取り入れたい破風の種類や色などの選び方は、外壁やサッシの色に合わせて、バランスを見ながら取り入れるとよいでしょう。
破風の種類は金属系や木質系、窯業系にわかれ、耐久性と耐火性に優れた窯業系の破風が人気です。
金属系は見た目の美しさと耐久性に優れていますが、耐火性はやや劣ります。
また破風は外壁や屋根と同じように、雨風の影響を多く受ける場所のため、月日がたてばメンテナンスの時期がきます。
見栄えだけで決めず汚れが目立たない色にしたり、ホワイト系の外壁であればホワイトの破風を選ぶのではなく、ベージュ系を選んだりするのがオススメです。
雨どいと同じ色にすると全体がしまり、バランスよく見えるので、ハウスメーカーや工務店に相談してみてください。
まとめ
今回は新築一戸建て購入を検討されている方に向けて、破風とはなにか、また破風の種類や色などの選び方もご紹介しました。
破風はあまり聞きなれない部材ですが、大切な家を雨水や風、火から守ってくれる重要な役割をもっています。
一戸建てをお探しのかたは是非参考にしてみてくださいね。