インスペクションはいつするべき?断られた場合の対処法も解説!

住まいに関するお話し

石田 繁寛

筆者 石田 繁寛

不動産キャリア30年

社内一の不動産キャリア、特に土地から建物の提案には自信がございます。

自社物件仕入れ・販売とPC物件入力を担当しているので
物件相場・未公開物件情報にも明るいです。

インスペクションはいつするべき?断られた場合の対処法も解説!

中古の一戸建て住宅やマンションを購入する場合、インスペクションをすることによって安心して購入することができます。

ただし、いつインスペクションをおこなうべきかはわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、インスペクションはいつするべきか、できない場合や断られた場合の対処法も解説いたします。

いつインスペクションをおこなえばよいのか

インスペクションとは既存住宅状況調査技術者などの資格を持つ検査員が物件の現状について調査することです。
購入しようとしている物件についてしっかり調査してもらえば、物件の正確な価値や補修が必要かなどの情報を事前に把握できます。
買主側がいつインスペクションをおこなうべきかといえば、購入の申し込みから契約の間です。
一般的な買い物とは異なり、不動産の購入では買付証明書という書類を提出して購入の意思を示すこととなります。
買付証明書の提出と購入の決定はイコールではありませんが、買付証明書の提出より前のタイミングでは本当に物件を購入する気があるのかと疑われかねません。
そのため、調査をおこなうタイミングとしては買付証明書の提出から正式に契約を結ぶまでの間が良いでしょう。

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インスペクションできないケース

ただ、買付証明書を提出すれば調査をおこなえるというわけではなく、スケジュールの問題や調査の拒否などの理由により調査ができない場合があるのも確かです。
物件の調査はすぐに始められるわけではなく、実施までに1週間程度の時間がかかるのが一般的です。
買付証明書の有効期限は法律では定められていませんが、実質的な有効期限は長くても2週間程度で、調査が間に合わないということは十分にあり得ます。
また、物件の調査は不動産の売買の際に必ずおこなわなければいけないというものではなく、売主や不動産会社の意向で拒否される可能性があるのが実情です。
調査が入ったことで売値が下がったり、話が白紙になったりするのではという不安から調査が拒否されることもあり得ます。

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インスペクションを断られた場合の対応

調査を断られた場合の対応は非常に難しいのですが、このような状況でとれる選択肢をご紹介します。
まずはよく話し合ってみることで、漠然とした不安から売主が調査を拒否しているような場合にはよい効果をもたらす可能性があります。
値切ろうとしたり、物件に不信感を持ったりしているわけではなく、この物件の購入を前向きに考えているからこそ調査をおこないたいという風に伝えるのがおすすめです。
どうしても調査の実施を認めてくれない場合は、その物件の購入を諦めることも選択肢に入ってきます。

マンションや一戸建ての購入は大きな決断です。

少しでも不安がある状態で購入して、後悔するようなことがあってはいけません。

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まとめ

今回はインスペクションはいつ実施すべきかと、インスペクションを断られる可能性とその場合の対処法について解説いたしました。
いつインスペクションをおこなうかという疑問に対する答えは買付証明書の提出から契約までの間ですが、調査を断られる場合もあるので注意が必要となります。
そのためにも、ホームインスペクションをベストなタイミングで利用し、専門家の目線でマイホームの状態を見極めるようにしましょう。
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