マイホームに駐車スペースが必要な場合、どのような形にするか迷うことも多いでしょう。
庭の一角に駐車場のスペースをつくる、カーポートを設置するなど方法はいろいろありますが、ビルトインガレージも選択肢の一つです。
建物のなかに駐車スペースをつくれば、盗難などの防犯面においては安心ですが、高額な費用がかかってしまう可能性も高いものです。
今回は、ビルトインガレージのメリットと注意点について解説します。
マイホームの駐車場をビルトインガレージにするメリット
建物の中に設置する駐車場をビルトインガレージやインナーガレージと言い、さまざまなメリットがあるため注目を集めています。
建物内に駐車スペースをつくるメリットの一つは、車を守りやすいことです。
青空駐車のように雨や風から車を守ることができるだけでなく、いたずらや盗難予防にもなります。
居住スペースとの距離が近いため、車の乗り降りをする際に、雨に濡れることもなく荷物を運ぶのも楽です。
また、固定資産税が安くなる点も、マイホームにビルトインガレージ設置するメリットです。
車庫の面積が延床面積の1/5未満なら床面積に含まれないという緩和措置があるためです。
家のなかから車を眺められるのも、車好きにとっては魅力的でしょう。
マイホームの駐車場をビルトインガレージにする注意点
マイホームにビルトインガレージを設置する際には注意点があります。
注意点の一つは騒音です。
居住スペースの近くに駐車場があるということは、車のエンジン音が近くで聞こえることになります。
とくに寝室の近くにあると、夜遅くに帰宅すればエンジン音やシャッターの開閉音で家族が目を覚ましてしまう可能性もあるので、間取りに注意することも必要です。
マイホームの1階に駐車スペースを設置するため、その分1階の居住スペースに制限が生まれます。
玄関や階段などの位置や、車から荷物を入れやすい間取りなどを検討していないと、住み心地が悪くなってしまうでしょう。
コストがかかる点にも注意が必要です。
ビルトインガレージの設置費用は一般的なサイズで300万円前後かかります。
サイズや仕様によっても異なりますが、安くはない価格です。
シャッターを電動にしたり、壁の補強をしたりすれば、費用もかかってしまいます。
また換気扇や照明、シャッターなどの費用もかかるので、コスト面はしっかり計算しましょう。
まとめ
マイホームにビルトインガレージを設置すれば、乗り降りも便利で車の盗難やいたずらなどから車を守ることも可能です。
車好きの方にとっては部屋から車をいつでも眺められるのも魅力でしょう。
しかし、騒音や住居の間取り、コスト面などに注意しないと、快適な生活ができない可能性もあるので注意が必要です。
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