新築一戸建てを建てるなら耐火構造を要チェック!ポイントをまとめました

住まいに関するお話し

石田 繁寛

筆者 石田 繁寛

不動産キャリア30年

社内一の不動産キャリア、特に土地から建物の提案には自信がございます。

自社物件仕入れ・販売とPC物件入力を担当しているので
物件相場・未公開物件情報にも明るいです。

大切な家族の命や財産を守るために、新築一戸建てを建てる際には防災も忘れてはいけない要素。


日常で遭遇する可能性が高い災害は、火災です。


そこでこの記事では、新築一戸建てを建てる際に検討したい「耐火構造」について紹介します。


耐火構造とはどんな構造か、特徴やメリットデメリットをまとめました。


新築一戸建てを建てるなら耐火構造を要チェック!ポイントをまとめました


新築一戸建ての耐火構造とはどのようなものなのか?


耐火構造とは、建物を構成する柱や壁、床などの部分に、燃えにくい性質を持った素材を使っている構造のことです。


具体的には、鉄骨、レンガなどの素材です。


よく似た言葉に「防火」がありますが、防火構造は、周辺の建築物に火が燃え移らないことを目的とした構造です。


つまり、防火性能が高いからと言って、自分の家が火災に強いかはわからないのです。


そこで考えるべきなのが「耐火」です。


耐火とは建物自体の燃えにくさを指します。


耐火構造は火災が起きたとき、建物自体を倒壊しにくくし、周囲の建物に燃え移らないようにすることを目的としています。


なお耐火基準は、地域によって基準が決まっているので、確認が必要です。


新築一戸建てで省令準耐火構造を満たすメリットデメリット


耐火レベルが一定の基準をクリアした「省令準耐火構造」を満たしている住宅には、さまざまなメリットがあります。


最大のメリットは、なんと言っても万一の火災の際に、被害を抑えることができることです。


どんなに気をつけていても、火事はいつどこで発生するかわかりません。


耐火性能が高い一戸建てに住むことにより、自分や家族の命、財産を守ることができるのです。


もう1つは、火災保険料が一般的な住宅より安くなることです。


火災保険の料金は、火災のリスクと比例します。


省令準耐火構造を満たした一戸建ては、当然火災の被害を受けにくくなるため、掛け金も安く済むわけです。


ただし省令準耐火構造を満たすことによって、デメリットもあります。


省令準耐火構造住宅にするためには、満たすべき基準があります。


新築住宅の建築プランが決まっている場合、追加の工事が必要になる可能性があります。


また、部屋が防火壁で区切られている必要があったり、内壁の素材が定められたりしているので、デザインの自由度が下がってしまいます。


自分の思いどおりにならないだけでなく、コストも上がってしまうので、希望と予算をもとに、しっかり考える必要があります。


まとめ


耐火と防火、似たように感じますが、実は目的が異なることが理解できたかと思います。


内容やメリットデメリットを把握して、新築一戸建てのプランニングに活用してみてください。


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